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2016年11月03日

不妊治療の方への断食療法〜ミトコンドリア編〜

火曜日には今年最後の「断食療法実践編講座」を終えました。

年末年始は何かと飲食する機会が多く、1週間の断食は難しいですからね。

断食を希望する理由も随分と変化があります。

以前は「痩せたい」「体脂肪を落としたい」が圧倒的に多かったのですが

今は「アトピーを改善したい」「疼痛緩和」「癌の再発防止」「不妊治療」と

疾患改善を目的とする方が増えてきました。


今回は、参加者6人中3人の方が不妊治療でした。

「原因不明の不妊症」と原因がよく分からない30代後半の方です。

それぞれ初診時には「おそらく原因はこれかな?」というのはありました。

高インスリン、低血糖、肥満(見た目ではなく体脂肪率)、炎症、大球性貧血などです。

不妊治療の方への断食療法〜ミトコンドリア編〜

お誕生日スタッフへサプリメントのプレゼント

不妊治療の方への断食療法〜ミトコンドリア編〜

今日のお弁当は納豆付付き

玄米・明太・筑前煮・豚肉生姜焼き・卵・ほうれん草の胡麻和え


栄養療法で改善を図って結果もしっかり出て、ご本人も実感を感じているのですが

なかなか妊娠にこぎつけません。


このような時には「ミトコンドリア系エネルギー不足」も視野に入れます。

うまくエネルギー産生ができないということ。

細胞の中でもっとも高いエネルギーを作り出すのが「ミトコンドリア」です。

ミトコンドリア機能はもちろん老化でも低下しますが

肥満や高インスリンでも低下します。


昔、流行った「サーチュイン遺伝子」を覚えていますか?

2匹の同年齢のサルに、一方には「カロリーカット」

もう一方には「満腹」という餌の与え方を20年行った結果、

カロリーカットのサルは若々しく、満腹のサルは非常に老けてしまいましたね。


カロリー過多の状態→細胞は早々に老化促進

最小限のカロリー状態→細胞の生命力アップの遺伝子発現→ミトコンドリア活性


糖質が多い、高インスリン、体脂肪が高い・・・と行った環境は

細胞は十分に満たされてしまい、生き抜くための遺伝子を使わないのです。


1個の卵子が受精して2個→4個→16個と細胞分裂を繰り返すとき

莫大なエネルギーを必要とします。

この時使うのがミトコンドリア系のエネルギーなんですね。


ミトコンドリアエネルギーを活性化させるのが

少食、粗食、断食、有酸素運動、瞑想・・・などです。


今回、講座に参加された方々は、断食でしっかり効果が出せるように

事前の栄養療法やサプリメント療法も行ってきました。

採卵や移植の日程を見ながら効率よく断食療法を行います。

無事に妊娠されることを祈って・・・・。

不妊治療の方への断食療法〜ミトコンドリア編〜

残った松茸でお吸い物

茄子の味噌田楽と生姜チャーハン

不妊治療の方への断食療法〜ミトコンドリア編〜

低血糖症の講演会です。

低血糖、高インスリンは不妊症の原因にもなります。

11月27日(日)14:30~16:30

沖縄コンベンションセンター・会議棟

チケット前売り¥1500 当日¥2000

問合せ 電話 098-897-0112

直前はチケット完売の可能性もありますので

お早めにお申し込みください。



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Posted by 新垣弘美 at 10:47Comments(0) 不妊症
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