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2016年06月12日

老化した卵子へのミトコンドリア療法について

年齢とともに卵子も老化します。

なぜなら女性は生まれた時から卵子はすでに体内にあって、

月経のたびに少しづつ放出されているからです。

40歳の女性は、卵子も40歳です。卵も若くはないということです。


高齢女性の不妊治療では、卵子の老化を防ぐために

抗酸化作用の栄養量法が注目されていました。

点滴療法のマイヤーズカクテルは、抗酸化力の強いグルタチオンを点滴する方法。


当院にもグルタチオン点滴がありますが、高齢不妊治療の第一選択にはしていません。

なぜなら体内で抗酸化システムを構築する栄養素は他にもいっぱいあるからです。

老化した卵子へのミトコンドリア療法について

抗加齢学会で一番注目されていたのはMSSサプリのコーナーでした。

びっくりです!!

老化した卵子へのミトコンドリア療法について

今日のランチョンセミナーは溝口先生の講演

老化した卵子へのミトコンドリア療法について

すき焼きで有名な今半弁当ですが、

しっかり糖質制限、カロリー制限されてました。


今回、ミトコンドリアの発表で、若い人の卵子と高齢者の卵子とでは

ミトコンドリアの活性に大きな差があることをわかりやすく説明していました。


ミトコンドリアとは細胞の中にあってエネルギーを作ってくれるもの。

ミトコンドリアの活性が低いと、卵子の分裂も正常に行われません。

これが不妊や不育につながります。


ミトコンドリアの活性にも様々な栄養素が関わっていますが

コエンザイムQ10は非常にコンスタンスに利用できるエネルギー源ですね。

本来はコエンザイムQ10は体内合成できますが、加齢で低下します。

あっ!免疫力の低い人も合成力は弱いです。

免疫システムでもエネルギーはミトコンドリア系を使うんですよ。


なので今まではどちらかと言うと癌や重篤な疾患の方にCoQ10をご案内していましたが

高齢出産の不妊症の場合も積極的に使ってみようかと思いました。

分子栄養学で使うCoQ10は、天然で高容量です。


先日、ミトコンドリア病の方が医薬品のCoQ10を服用していましたが

1日1錠5mmでした。

少なすぎるけれど保険では上限があることと、合成の大量服用は危険です。

MSSのCoQ10は1錠100mm、この量に他の医師は驚くけれど

癌の場合は300〜600mmは必要ですよ。



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Posted by 新垣弘美 at 13:32Comments(0) 不妊症
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