?[uO ›  メディカルエステあらかき-美の処方箋ー › 血液検査分析 › どんな病態でも効果があるのは栄養素

2022年06月16日

どんな病態でも効果があるのは栄養素

栄養療法の素晴らしい点は

たとえ体調不良の原因がわからなくても不足する栄養素はわかるので

補充することで何らかの改善は図れることです。

薬との大きな違いですね。


Aさんは原因不明の発熱と下痢が何年も続いていました。

病院で検査しても原因がわからなかったそうです。

病名がはっきりしないので解熱剤などの対処療法しかなく、

次第に体力も衰え弱っていくばかり・・・で当院へ。

どんな病態でも効果があるのは栄養素
朝食です。残り野菜でスープ。芋をバターで焼いたら焦げたけど美味。

どんな病態でも効果があるのは栄養素
昨年、母が作ってくれたソーキ汁。長時間寝込むので肉は柔らかいです。

どんな病態でも効果があるのは栄養素
炎症性の下痢に使いたい栄養素


原因不明の疾患でも、血液データで補充すべき栄養素は読み取れます。

炎症タンパクのCRP、白血球、血小板は高く、コレステロールはLマークの低値。

まずは「炎症抑制」と「下痢の改善」が先です。

同時に行う必要があります。

EPAやVitAなどは炎症と超粘膜の両方に利用できる栄養素です。


食事も変えていただきました。

熱があると冷たいものを欲するとアイスクリームを食べ、

体力をつけるためにトンカツや焼き肉を頑張って食べていたようですが

どちらも胃腸障害で下痢を悪化させる食べ方です。


砂糖などの糖質を制限してもらい、

肉や魚などのタンパク質は煮物や汁物など消化の良いメニューで。


下痢が改善すると栄養状態も少しづつ改善してきました。

タンパク質、アルブミンが上昇するとコレステロールも上昇して基準値内へ。

栄養状態が改善すると炎症タンパクのCRPも低下。

同時に白血球や血小板も落ちつてきました。


血液データの改善に従って症状も改善。

発熱の回数が減ると体力もつき、日常生活も活動的に送れるようになりました。

が、疾患の原因はわからずじまいです(汗)


内科の主治医は栄養療法には懐疑的なようですが、

血液データの改善と本人の病態改善は汲んで頂けたようで

処方した医薬品が有効的に働いたという趣旨とともに

患者が希望するから栄養療法は任せるといった返書が届きました。


確かに栄養療法は明確なエビデンスを示せないでいるので

医師の信用を得るのは難しいですね。

それでも必要とされるのであれば頑張って分子栄養学をやっていきます。


当院は日本分子栄養学の祖、故金子雅俊先生のKYB製品を扱っています。

当院KYB会員患者様は専用サイトからも購入できます。

どんな病態でも効果があるのは栄養素




同じカテゴリー(血液検査分析)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。