2022年02月06日
抗がん剤副作用の貧血には「ヘム鉄」ではなくて・・・・
がん細胞の特徴はアポトーシス(自死)せずに細胞分裂して増殖することです。
抗がん剤は細胞分裂が活発な癌細胞を攻撃するために使います。
でも細胞分裂が活発なのは癌細胞だけではありません。
なので細胞分裂が活発な正常な細胞をも攻撃してしまいます。
最も細胞分裂が活発なのは腸の粘膜。なので下痢します。
髪の毛も1ヶ月で1cmも伸びるほど活発。だから脱毛します。
それから体の全細胞の3分の1を占める赤血球も細胞分裂が活発です。
なので貧血にもなってしまいます。


抗がん剤は細胞分裂が活発な癌細胞を攻撃するために使います。
でも細胞分裂が活発なのは癌細胞だけではありません。
なので細胞分裂が活発な正常な細胞をも攻撃してしまいます。
最も細胞分裂が活発なのは腸の粘膜。なので下痢します。
髪の毛も1ヶ月で1cmも伸びるほど活発。だから脱毛します。
それから体の全細胞の3分の1を占める赤血球も細胞分裂が活発です。
なので貧血にもなってしまいます。

抗がん剤治療中にお勧めしたいのはビタミンAとコエンザイムQ10

ひき肉たっぷりのボロネーゼ、肉にはCoQ10もビタミンAも豊富

毎晩、オリンピック観戦。小林陵侑選手の金に一人大盛り上がり
ご家族の癌のご相談も増えてきまして、特に抗がん剤治療中の貧血について。
先日も「重度の貧血なのでヘム鉄を希望」とありましたが、
抗がん剤副作用の貧血は鉄不足というわけではありません。
念の為、血液データを送っていただくと、やはりそうでした。
ヘモグロビンは一桁で重度の貧血ですが、貯蔵鉄のフェリチンはHマークです。
鉄はあるのです。ないのは赤血球。赤血球不足です。
赤血球数はLマークで大幅な低い数値でした。
抗がん剤が血液幹細胞を攻撃するので造血できないのです。
細胞分裂時に使う栄養素はビタミンAです。
なのでヘム鉄ではなくビタミンAの補充が必要です。
抗がん剤副作用の貧血はヘモグロビンだけでなく
赤血球数とフェリチン値をしっかり押さえておくことです。
貧血に関わらず癌患者にはビタミンAを優先的に案内しています。
ビタミンAは免疫力にも重要な働きがあるからです。
ビタミンAも種類っていうか、体内で代謝されるのですが
活性力にはものすごい差があるのです。
カロテンとかレチノールとか聞いたことがあると思いますが、
細胞分裂に関わるのはレチノイン酸というタイプ。
カロテン→レチノール→レチノイン酸と体内で代謝されます。
レチノールとレチノイン酸の活性力は1:100と言われるほど。
ちなみに国内のビタミンAサプリメントはカロテンとレチノールです。
レチノイン酸は医薬品になりサプリメントには含まれていません。
カロテンは野菜に、レチノールは魚や肉に含まれています。
人参やカボチャもいいけれど、即効力があるのは動物性の方。
沖縄の薬膳、チムシンジ(レバーのお汁)や魚汁は理に叶っているということ。
せめてカチューユー(鰹節と味噌)だけでもとってくださいね。
ラジオ沖縄 ゴーインにマイウェイ(新垣担当)
2月21日(月)20:00~21:00
<サプリスタッフ募集のお知らせ>
*分子栄養学を学び、学んだことを自身の健康や患者様の病態改善に役立てたいと思う方
*パソコンが使える方
問合せ 098-897-0112
<ヘアクリニックスタッフ募集のお知らせ>
・理美容師優遇、無資格未経験者でも脱毛症治療に熱意があれば可
・パソコンが使える方
問合せ 098-897-8488
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Posted by 新垣弘美 at 22:29Comments(0)
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