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2014年12月07日

むくみに利尿剤を処方されても…( ̄◇ ̄;)

糖尿病のAさんは、利尿剤を3種類も服用していました。

なんとなくむくみがあるんだけど・・・と言ったら

「とりあえず利尿剤を出しときますね」と処方開始になったんだとか。


ところが利尿剤を服用してもむくみが取れないので

「じゃ別の利尿剤を追加しましょう」


それでもむくみは良くならないし、逆に体調不良を訴えると

「おかしいですね。もう少し追加しましょう。」と

結局3種類の利尿剤になってしまいました。


利尿剤にも種類があるんですね。

最初に出されたのは「カリウム保持性利尿薬」

追加されたのは「チアジド系の利尿薬」

最後に出されたのが「ループ利尿薬」



追加されても、改善するどころかますます体調不良になり、

また利尿剤が増やされたら困るので

当院へこられました。


Aさんの「むくみ」は、尿の量を増やしたところで

改善できるものではありません。

原因は別のところにあるからです。

むくみに利尿剤を処方されても…( ̄◇ ̄;)


新経絡治療の宇土先生とホリスティックの濱田先生と。

「むくみ」は、血液中の水分が、血管の中から外へ出てしまった症状です。

足などを数秒押すと、放しても凹んだまま元に戻りにくかったら

「むくみ」と判断します。


血管から水が漏れてるなら、

じゃあ尿でどんどん水分を出せば→「むくみ」は解消!!

という考え方が利尿剤です。

が、それは対処療法であって、根本治療ではありません。


「むくみ」が起きる原因にもいろいろあって

腎臓系、心臓系、肝炎、静脈瘤、リンパ性、薬剤性などがあります。


なので「むくみの原因になった疾患」の治療を行いながら

利尿剤を使う・・・というのが一般的ですね。

〆(._.)メモメモ



Aさんの血液検査を見ると、低たんぱく、低アルブミンがありました。

体の水分保持を行っているのは、アルブミンというタンパク質です。


低アルブミンになると、水分保持ができなくなって

水分が血管外へ漏れてしまうんですね。


Aさんには、速やかにアルブミン数値をあげるために

BCAAをご案内しました。

*BCAA・・・イソロイシン・ロイシン・バリンの3つのアミノ酸、肝臓を通さず代謝が可能なので素早いです。

むくみに利尿剤を処方されても…( ̄◇ ̄;)


新経絡治療講座の懇親会でした。

私はむくみを栄養で考えますが、新経絡だと体の機能で考えて

ツボと言われる部位を刺激して改善を図ります。

私の肩こりも滞りを治していただきましたが、

終った後、エンジュラムで確認したら

絶好調でぐるぐる回りましたよ!すごい!!(≧∇≦)




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Posted by 新垣弘美 at 00:45Comments(0) 分子栄養学
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