2025年03月03日
これからの先進医療エクソソームのはずですが・・・
日経新聞に「エクソソーム」治療への懸念の記事が掲載されました。
なんか怪しい治療のようなイメージで受け取ってしまうと困るので、
ちょっと私見を踏まえて補足しておきます。
「エクソソーム」とは細胞間の情報伝達物質を担う物質です。
特に免疫調節には重要な働きがあるとされ、世界中で研究が始まりました。
京都大学iPS細胞研究所をはじめ、FUJIFILM、コーセー、JTBなど
名だたる企業が次々と参入してきましたので、
大いに期待できる新しい治療法かもしれません。
ところが、どうも思わぬ方向へと進んでしまったようで・・・。
効果も副作用も研究はまだまだこれから・・というのに
エクソソーム化粧品や点滴などが市場にどんどん出回ってしまいました。


なんか怪しい治療のようなイメージで受け取ってしまうと困るので、
ちょっと私見を踏まえて補足しておきます。
「エクソソーム」とは細胞間の情報伝達物質を担う物質です。
特に免疫調節には重要な働きがあるとされ、世界中で研究が始まりました。
京都大学iPS細胞研究所をはじめ、FUJIFILM、コーセー、JTBなど
名だたる企業が次々と参入してきましたので、
大いに期待できる新しい治療法かもしれません。
ところが、どうも思わぬ方向へと進んでしまったようで・・・。
効果も副作用も研究はまだまだこれから・・というのに
エクソソーム化粧品や点滴などが市場にどんどん出回ってしまいました。

タイトルも問題、まるで自由診療が悪用していると誤解される。
問題はなぜか規制をしない国だと思うのですが。
最も憂いているのは医師だと思いますよ。

細胞自体も栄養でできているので、良いエクソソームも栄養次第と思うのですが・・
美容治療中心の医療機関に多く導入されているようでして
若返りや美肌治療のエクソソームはネットで氾濫してますね。
営利目的かな・・・・と思われる美容クリニック系が多いです。
医師の良識も疑いますが、
誇大広告で医療機関に信用させ、売り込む企業も問題だと思いますよ。
で、最も責任があるのは野放しにしている政府ですね。
法も規制も何も設けずにいるので、今のところ合法です。
実は、エクソソームの無法地帯を危惧して規制を求めたのは
医療学会の方が先です。
日本再生医療学会からはエクソソームに関する規制の提案を
行っています。国はなぜか受け入れませんでしたが。
*当院院長も日本再生医療学会に所属。エクソソーム治療は行っていません。
日本抗加齢学会では「エクソソームの点滴療法は認めていない」と通達があり、
学会中の企業ブースの展示でもエクソソーム点滴は見かけませんでした。
エクソソームの研究を行う京都大学iPS細胞研究所からも
懸念の声明が出され、規制を求めています。
エクソソームはこれから研究開発がどんどん進むと思います。
信用ある研究機関(京都大学iPS細胞研究所や東大など)が公表した時が
信頼・安心できる治療法の確立だと思ってください。
私も期待して待っているところですので・・。



若返りや美肌治療のエクソソームはネットで氾濫してますね。
営利目的かな・・・・と思われる美容クリニック系が多いです。
医師の良識も疑いますが、
誇大広告で医療機関に信用させ、売り込む企業も問題だと思いますよ。
で、最も責任があるのは野放しにしている政府ですね。
法も規制も何も設けずにいるので、今のところ合法です。
実は、エクソソームの無法地帯を危惧して規制を求めたのは
医療学会の方が先です。
日本再生医療学会からはエクソソームに関する規制の提案を
行っています。国はなぜか受け入れませんでしたが。
*当院院長も日本再生医療学会に所属。エクソソーム治療は行っていません。
日本抗加齢学会では「エクソソームの点滴療法は認めていない」と通達があり、
学会中の企業ブースの展示でもエクソソーム点滴は見かけませんでした。
エクソソームの研究を行う京都大学iPS細胞研究所からも
懸念の声明が出され、規制を求めています。
エクソソームはこれから研究開発がどんどん進むと思います。
信用ある研究機関(京都大学iPS細胞研究所や東大など)が公表した時が
信頼・安心できる治療法の確立だと思ってください。
私も期待して待っているところですので・・。

細胞のエネルギーに使われるビタミンB

ミトコンドリアのエネルギーに欠かせないCoQ10

Posted by 新垣弘美 at 23:49Comments(0)
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