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2024年10月28日

断食と糖尿病、同じケトン体でも生体への影響は真逆

昨日の日曜日に今年最後の分子栄養学(超)初心者講座を終えました。
現地参加、ZOOM参加の皆様、ありがとうございました。

私の講座は超?難しいというスタッフの指摘がありまして、
今回はできる限り基本的な内容をわかりやすく・・・と思ってましたが、
どうせ話すならここまで、これもと、ついつい情報てんこ盛り(苦笑)

しかも最後は「血液データから栄養素を読み取る」でしたからね。

セミナー後の質問に「糖質制限」と「ケトン体」がありました。
断食・糖尿病とも関係するので、ちょっと補足しておきます。

断食と糖尿病、同じケトン体でも生体への影響は真逆
今日のお弁当
玄米などの低GI値糖質は血糖コントロールしやすく、断食中のケトン体移行が容易
断食と糖尿病、同じケトン体でも生体への影響は真逆
ちゃんとした100%オリゴ糖を探すのは難しい・・・と言ったら
100%オリゴ糖を頂きました(汗)ありがとうございます。
糖尿病の方は血糖値を上げない甘味料を選んでくださいね。


ケトン体とは、脂肪酸から作り替えられるエネルギーのことです。
体内のエネルギーは糖質を優先的に利用するシステムなので、
健康的な人の血中にはケトン体はあまりありません。

ところが糖質をエネルギーに使うことができない状況になると
(これって緊急事態です)脂肪酸からケトン体を作って供給されます。

糖質を利用できない緊急事態というのが「断食・糖質制限・糖尿病」です。

同じケトン体ですが、断食と糖質制限(ただし正しい糖質制限のこと)だと
体調不良はほとんどありません。
逆にケトン体利用時にはアルファ波がでて脳機能は高まります。

ところが糖尿病でケトン体が増えるとケトアシドーシス(血液が酸性)になり
意識障害を起こし危険な状態になります。

糖尿病は、血中にいっぱいある糖をエネルギーに利用できない疾患です。
血中のブドウ糖はインスリンによって細胞に取り込まれるのですが、
インスリン分泌が低下すると取り込めず、エネルギー利用できません。
糖尿病でのケトン体は重症度の指標になります。

断食や糖質制限では、血糖を正常値に維持するためのケトン体利用です。
血糖値を維持するために(解糖系→糖新生)を経て(脂肪酸利用)に移行。
この場合のケトン体は、生体の能力を最大限に活かすので体調はすこぶる良い。

今回のセミナーでは「HbA1cのカットオフ値は一体どれ?」という内容で
病院での血液検査と人間ドックではHbA1cの基準値が異なることを話しました。

なんせ沖縄県女性の糖尿病罹患率が全国1位の16%ですからね。

高血圧や高コレステロールで定期的に受診して、年に1〜2回血液検査を受けても
基準値が大甘なので「まだ大丈夫・・」と思っていたら「とっくに糖尿病」ですよ
という忠告でした。

断食と糖尿病、同じケトン体でも生体への影響は真逆
食物繊維は高血糖を抑制する働きがあります。
食品には根菜類・キノコ類・海藻類・雑穀に豊富です。

断食と糖尿病、同じケトン体でも生体への影響は真逆
ビタミンBはエネルギー産生に必要です。
代謝を上げる、ダイエットなどに。



断食と糖尿病、同じケトン体でも生体への影響は真逆

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断食と糖尿病、同じケトン体でも生体への影響は真逆

10月27日(日)10:00~11:30 
年内のセミナーは終了しましや。

2025年も分子栄養学セミナーを企画中です。
現地参加は人数制限しております。
遠方の方はZOOM受講をお申し込みください。

問合せ TEL 098-897-0112





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