メディカルエステあらかき－美の処方箋ー

日本での診断は早ければ3歳児検診、一般的には小学校就学前検診です。

米国と比較するとかなり遅いですね。


「体の成長」と「脳の成長」のスピードは同じではありません。

体は第２次成長期を得て（男子は18歳前後、女子は16歳前後）成人に近づきますが、

脳は6歳までには成人の約80％まで発達します。

米国では脳の発達が安定する6歳児までの早期介入で発達障害を改善しますが、

日本では6歳でやっと診断するという状況です。


米国ではプロバイオテックス中心にナイアシン療法が一般的です。

ナイアシンはビタミンBの一種で、セロトニンやドーパミンの産生に必要な栄養素。

特に多動や奇声などにはナイアシンは効果的ですね。


多動や奇声を悪化させるのもあります。砂糖です。

砂糖にはドーパミンを分泌する作用があり、摂取してすぐに満足感が得られますが

耐性があり依存症を作ります。

つまり満足する量はどんどん増えていき、得られないときの禁断症状は悪化します。


発達障害児を一時的に落ち着かせようと「菓子類」を使う人が多いですが、

これは逆に発達障害の症状を悪化させることになるので止めたほうが良いです。


この4月に発達障害児だったA君が大学を合格した報告を受けました。

当院受診時は小学校低学年で特別支援学級に在籍していました。

3秒もじっとしていられない子で、ずっとおしゃべりしながら動き回っていました。

ナイアシン療法を初めるとすぐに効果があらわれ、担任の先生から

「心療内科の薬を取ったのですか？」と質問されたそうです。


お菓子中止は家族だけでなく、実家や親戚も全面協力してくれたそうで

清明祭のお盆の菓子類を無くしたのだそうです。


小学校高学年から普通学級になり、高校生になると学力も伸び、

実力で大学進学も果たしました。

あれは何だったんだろう～と思うほど、しっかりとした青年に成長していました。

そうそうA君はお腹が弱かったので、長期にわたって腸管免疫４Rもやっていました。

プロバイオテックスとウルトラインフラメックス（ライスプロテイン+ビオチン等）です。

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