2024年09月19日
直美(ちょくび)医師の増加問題、美容治療が危ない!
院長が理事を務める美容外科学会(JSAPS)の会長招宴に参加しました。
JASPS(美容外科学会)の入会には「形成外科専門医」の取得が必要です。
米国の美容外科学会も形成外科専門医でなければ加入できません。
JSAPSの理事には各大学病院の形成外科教授が名前を連ねています。
そのパーティの挨拶で「直美(ちょくび)問題」が何度も出てきて驚きました。
直美(ちょくび)とは、医師になってすぐに美容治療を行う医師のこと。
JASPS(美容外科学会)の入会には「形成外科専門医」の取得が必要です。
米国の美容外科学会も形成外科専門医でなければ加入できません。
JSAPSの理事には各大学病院の形成外科教授が名前を連ねています。
そのパーティの挨拶で「直美(ちょくび)問題」が何度も出てきて驚きました。
直美(ちょくび)とは、医師になってすぐに美容治療を行う医師のこと。
会場のホテルオークラに宿泊、東京のホテルの中で、私的はベスト3に入るかな。
アメニティもドリンク類も充実
会長招宴ディナーは倉片先生監修
魚のサラダ
濃厚コンソメスープ
私はエビの代わりにクエ(アレルギー対応に感謝)
柔らかビーフステーキ
デザート、甘味控えめ
医師国家試験に合格すると2年間のインターンが義務付けされています。
インターン終了後は一般的に内科・外科・小児科など専攻する診療科の研修に進みます。
診療科によって3〜6年の専門医研修制度があり、試験に合格して専門医となります。
ところが義務付けされたインターン2年(総合的研修)のみを履修した後、
形成外科や美容外科の基礎的なトレーニングなしで美容系クリニックに就職する医師が
近年、急増し「直美(ちょくび)」と呼ばれ社会問題になってきました。
医療事故の増加とモラル(営利目的)の低下ですね。
激安の美容治療広告で集客し、最終的には高額治療を請求されたケースや
副作用や事故などのトラブルが増えているのだそうです。
浪人せず医学部入学してもインターンと専門医の研修を終えると30歳を超えます。
20代で美容系クリニック医師であれば100%直美(ちょくび)医師ですね。
医師として未熟なまま美容治療を行うことに驚きを隠せません。
背景には労基法や働き方改革がまったく無視された過酷な医師の現状にあるようです。
コロナ禍で息子の時間外労働は160時間越え、3ヶ月間休みが1日も取れませんでした。
そのくらい医療現場は逼迫し混乱し、医師は使命感のみで耐えてきました。
医師は当直明けでも通常勤務が当たり前です。
女医も育児休暇は取れず、産後2〜3ヶ月で現場復帰しなければなりません。
それなのにコロナ収束後、国は医療に厳しい保険診療点数引き下げを断行しました。
今年は医療機関の倒産が増えはしないかと非常に危惧しています。
これも直美(ちょくび)増加に拍車をかけているのかも知れませんね。
CBD ブロードスペクトラム 10% 30ml ¥25920(税込)
CBD問合せ TEL:098-897-0112
次回は9月29日(日)10:00~11:30
実際に役立つ内容を中心にお話しします。
遠方の方はZOOM受講をお申し込みください。
受講申し込み TEL 098-897-0112
Posted by 新垣弘美 at 23:07Comments(0)
美容外科
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