保険診療は広告できないので・・・・・
今年も産休・育休スタッフがいるので
1年以上の欠勤を補うべく新人2名(ナースと事務)が仲間入りしました。
美容外科は特殊なので
毎日30分、ミニ講義をしています。
先日は、眼瞼に関する手術で
「
二重まぶた」と「
眼瞼下垂症」の違いについて説明しました。
二重まぶた術→自費
に対して
眼瞼下垂症→保険
なんですね。φ(..)メモメモ
症例写真を見せると・・・・・
「若い人が自費で、老人が保険ですか?」
!
違います!!いや・・・当たらずとも遠からず・・かな。
一重に見える奥二重を、二重瞼にしたので
これは美容手術です。
60代男性の片方の瞼が開きにくい
これは眼瞼下垂症なので
保険治療で行えます。
どちらも術後は目元パッチリになるので
違いが判らないかもしれませんが
単に<一重を二重にしたい><たるみを取って若返りたい>という「
二重まぶた術」と
「
眼瞼下垂症」は、症状がまったく異なります。
眼瞼下垂症は
まぶたを上げる腱が弱くなって、意識しないと目を開けることが難しいです。
視野が狭くなるし、目の炎症も起こしやすい。
額に深い皺ができたり、頭痛や肩こり、不眠症を訴える方もいます。
大抵は、眼科からの紹介で来られる方が多く、
一番の原因は「老化」なので、50歳以上の方が大半ですね。
なので、当たらずとも遠からず・・・。
でも、
先天性の眼瞼下垂症もあります。
先天性だと、乳幼児の頃から症状があるで、すぐわかります。
以前、テレビで「先天性で左右の目の大きさが事なるのでイジメにあう」と
男子高校生の母親が述べていましたが
見ると明らかに<
眼瞼下垂症>
眼瞼下垂症は保険適応で手術ができるのになぁ・・・と思ったことがありました。
するとスタッフ曰く
「それが
眼瞼下垂症だと知らないんじゃないんですか?」
「保険で治療できることも知らないかも!」
確かに・・・。
保険治療は法律で広告ができないんですね。
患者さん自身が、病名や治療法を調べるのは難しいかもしれません。
朝礼での一コマ
仲良く肩もみします。
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