発達障害や自閉症など脳機能に問題がある場合、腸内細菌叢に特徴があります。
今では当たり前になった「腸脳相関」ですね。
腸の状態は血液検査にも反映されます。
特徴は炎症傾向が強い事でしょうか。
CRPや白血球、血小板が高めであることが多いです。
さて夏休みは、以前「発達障害の相談」に来た子供たちの再受診が続きました。
数年ぶりだとすっかり大きくなって顔つきも大人っぽく、誰だかわかりません。
で、今はまったく「発達障害」の問題はありませんでした。
って言うか、もともと発達障害ではなかった・・・という事ですかね。
それぞれ再受診は別のご相談でしたし。
A君の場合は、鉄欠乏性貧血が主原因、他に低コレステロール、B不足。
B君の場合は、重度の低血糖が主原因、ビタミンB不足、低栄養。
貧血や低血糖を改善したら、初診時の問題行動も次第に軽減したようです。
もしも発達障害であったとしても、私は栄養療法をご案内します。
発達障害ははそもそも病気ではなく、脳機能の発達が不十分な状態です。
脳細胞に必要な「栄養」と「刺激」を与えれば、脳神経細胞の発達は促せます。
刺激とは体験の事。
裸足で駆けまわったり、木に登ったり、何かを作る、触れる、考えるなどの刺激は
脳神経細胞のネットワークを急速に構築していきます。
脳は7歳頃までに大人の80%の大きさまで成長します。
発達障害の診断は早めに、診断を受けたら対応も早めに開始することが大事です。
迷国では生後6ヶ月からプロバイオテックスを使うことが多いです。
乳酸菌などの善玉菌は食事からも摂取できます。
味噌汁に使う鰹節や味噌は素晴らし発酵食品です。地産地消が一番。
発達障害にはナイアシンですが、ナイアシンだけを使う事はありません。
脳機能に必要な栄養素は血液データから読み取れ、他の栄養素も補充します。
海外通販ナイアシンを購入している方からの質問メールが届きますが、
当院では血液データをもとに解析しておりますので、診察を受けられますようご案内します。