低酸素血症にまったく気づかない「幸せな低酸素血症?」

新垣弘美

2021年01月26日 18:01

コロナの怖いところは急変です。

比較的軽症と思われ自宅療養中だった人が、

あっという間に急変したという報道が続いています。


急変した人は「低酸素血症」になっていたのですが、

低酸素血症なのになぜ気づかないのだろう?って思いませんか?

不思議ですよね。


介護中の母は間質性肺炎のため酸素吸入をしていまして、

ちょっと動いたりして少しでも酸素が不足すると・・すぐ気づきますよ。


休日の昼食 鯵の切り身を天ぷらにしました。


今日のお弁当 筑前煮・豆腐チャンプル・菜の花・ゆで卵
すぐに「息切れ」「呼吸困難」になって体調不良になります。

ところがコロナの低酸素血症の場合はまったく気づかない・・。


低酸素血症が急激に起きるか、ゆっくり起きるのか、の違いです。


急激に酸欠になると、息切れ・呼吸困難・頭痛・めまいなどの症状が起こります。

ところがゆっくり酸欠になると、苦しくはなく、思考力や判断力が低下していき、

なんとなく心地よい気分になってしまうのです。


そうなんです。なんとなく気持ちよくなってしまうのです。

この状態を「幸せな低酸素血症(Happy Hypoxia) 」と呼んでいます。


自分が低酸素状態であることに気づかないし、

どうしたら良いのか判断する能力も低下します。

緊急事態に対応できなくなるのです。


恐いですね。

このゆっくり低酸素血症になってしまう「幸せな低酸素血症/Happy Hypoxia」は

高度飛行のパイロットにみられたそうです。


新型コロナ感染者も、ゆっくり低酸素血症になっていくので、

息切れや呼吸困難があまりなく、なんとなく気分が良くて、

突然、一気に状態が悪化してしまうのでしょう。


低酸素血症を確認するには「パルスオキシメーター」での確認が1番です。

一時は品切状態のパルスオキシメーターも、今は購入できそうです。

正常値は96~99なので、90以下は危険と判断して良いと思います。


低酸素血症になる原因は「血栓」と言われています。

血栓を作らない、作られた血栓を溶解する働きがEPA、ナットウキナーゼです。

EPAはお魚に、ナットウキナーゼは納豆に含まれています。


EPAの酸化防止にVitE、VitEの酸化防止にはビタミンC

合わせて摂取するとgoodです。


血小板が高い人に勧めたいのがEPAとともにナットウキナーゼ

EPA/¥9800 VitE/¥9000 ナットウキナーゼ/¥8500

すべて税抜き価格です。



今週の琉球新報/栄養コラム


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