発達障害児へのおやつの工夫。砂糖は症状を悪化させます。

新垣弘美

2017年07月25日 00:52

今朝、NHKのあさイチで発達障害児の特集をしていました。

息子が指摘された30年前は、学習障害児(LD児)とか多動児(ADHD)とかの名称を

学校の先生方も知らなかったので途方にくれましたね。


分子栄養学を学んで思うのは

まず発達障害は病気ではないということ。脳が栄養障害なんです。

出生時の栄養状態が脳の発育に深く関わっていること。

出生後の栄養補充と体験学習でちゃんと脳機能は発達することです。


海外の文献に「発達障害児、自閉症児は低コレステロール傾向」とありました。

脳は、体の中で唯一「脂質」で構成された臓器なんですね。


日曜日の朝ごはん

全て残り物です。


今日のお弁当
脳には体内のコレステロール4分の1が使われています。

コレステロール値と脳機能は正比例します。

コレステロール値が低いと腸粘膜も弱くなります。

発達障害や自閉症の子供たちはお腹の弱い子が多いです。

すぐに下痢したり便秘になったりします。


質問に「お料理やお菓子作りの砂糖はどうしたらいいですか?」とありました。

発達障害の子供たちは特に砂糖に強く依存性を示します。

砂糖をとるとドーパミンが放出されます。ドーパミンは快楽物質で依存性が強い。


発達障害の子供たちはドーパミン分泌が少ないことがわかっています。

ドーパミンには運動性や動機付けの働きもあります。

ドーパミンが不足すると神経細胞のコントロールがうまくいかず多動性を示します。

砂糖を与えると一時的にドーパミン分泌でおとなしくなりますが

砂糖には耐性があるので、どんどん砂糖を欲してパニック性が強くなります。

発達障害の子供たちに砂糖を与えるのは、脳の正常な発達を阻害することになります。


なので、お料理の甘味は「みりん」をお勧めします。

みりんは低GI値なので砂糖依存にはなりにくい。

我が家は「みりん」と「羅漢果」を用意してますが、ほとんど「みりん」しか使いませんね。


おやつですが・・・・

たとえ手作りでも砂糖は砂糖です。黒糖にしても依存性は作られます。

そもそもおやつは捕食であって、必ず取らないといけないモノではなく、

なければ食べなくても良いもので、食事とは別です。

おやつに躍起にならなくても良いわけですが、

当院のサプリ販売の中でも「糖質制限チョコ」が毎回、売り切れることからも

おやつとしての嗜好品は外せないようですね・・・。


それでも敢えて、発達障害児には甘くないおやつを勧めます。

芋、とうもろこし、枝豆、ナッツ、じゃがバター、おやき、果実などですね。

我が家のおぜんざいは、羅漢果に風味付けで黒糖を少量足しました。

黒糖は、ちゃんとした本物の黒糖です。

沖縄産と言えどなんちゃって黒糖(ザラメ糖やカラメルソース配合など)は避けましょう。


今では、砂糖なしの糖質制限ケーキもありますから

お誕生日やクリスマスには糖質制限ケーキを利用するのもいいですね。

当院でも注文(受注発注)できるので

サプリ専用電話でお申し込みください(Tel:098-897-0112)

クリスマスケーキは毎年注文を受け付けています。


発達障害の多動や奇声、チック、感情の起伏が大きい、落ち着きがないなどには

ビタミンBを使います。特にナイアシンが必要です。


毎年、母の日にはお花を届けてくれる息子


どの子も富士山のように特別な存在です


◎ 初めてのマインドフルネス:8月20日(日)10:00〜11:00 (担当:知念)¥1500

◎ マインドフルネス瞑想会:8月23日(水)8月30日(水)19:00~20:00(担当:新垣)¥500

  *講義なしの瞑想会です。「初めてのマインドフルネス」受講済みの方、病態のある方、慣れた方へ。

◎ 断食療法初心者講座:8月1日(火)19:00 ¥1500(受付中)

◎ 断食療法6日間実践講座:9月12日(火)19:00~(初心者講座受講済み対象)

問い合わせ/申し込み 098-897-0112




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