子供がADHDかどうか判断する方法

新垣弘美

2015年07月04日 23:16

発達障害の中の注意欠陥・多動性障害(ADHD)を

脳の血流状態で見分ける方法を

自治医科大と中央大学のグループが発表しました。


ADHDの子供たちは、脳の前頭前野の血流が悪い・・・というものです。


ゲームをしたときの反応

左はADHDの子供、右はADHDではない子供


つい先日、「瞑想療法」で前頭前野について書いたばかりだったので

少し考えさせられました。


前頭前野は、人の感情や理性を司る高度な脳機能なんですね。

事故や手術などで前頭前野を損傷すると、

本能を抑制できず、欲求のままに行動してしまいます。


有名な症例がありますが・・・・・

知性も品格もあり周囲から尊厳されていた男性が、事故で脳を損傷しました。

治療後の彼はと言うと・・・・・

本能、欲望のままの行動、無礼な振る舞い、感情の起伏が大きく、

相手に配慮することも、予測しての行動も、何もできなくなってしまいました。


前頭前野の働きで考えると

発達障害の子供たちの特性がよーく理解できますね。


栄養療法にも発達障害と診断された子供たちが受診しますが、

本当に発達障害かどうか疑問に思うケースも多いです。

10人中8人は、違いな~って感じ。

お菓子が多くて低血糖症によるパニックとか、単に躾の問題とかで

脳機能の問題ではない子供たちもいますよ。


問題行動だけで判断しようとすると無理があるので

判断基準となる検査方法があるというのは

誤診を防ぐので良いと思いました。


でも大事なのは、診断したその次のこと。

ADHDと診断されたからといって、向精神薬の投与には

断固!反対です。


発達障害は、前頭前野が発達途上の状態なだけで、

損傷しているわけではありません。


前頭前野は、セロトニンやドーパミンがによって機能しますが

ADHDの子供たちの分泌料は少ないです。

でも成長するに従って、脳は少ない神経伝達物質をカバーするように

発達していきますよ。


必要なのは脳にとって本当に必要なのは、愛や安らぎ、栄養素であって

薬ではありませんからね。

息子を育てて実感してます。


みんなで手をつないで始業のあいさつ!

ドーパミン出たかな~



今日のお弁当

ナーベーラー(へちま)の味噌煮に

にんじんしりしりー


関連記事