子供がADHDかどうか判断する方法
発達障害の中の注意欠陥・多動性障害(ADHD)を
脳の血流状態で見分ける方法を
自治医科大と中央大学のグループが発表しました。
ADHDの子供たちは、脳の
前頭前野の血流が悪い・・・というものです。
ゲームをしたときの反応
左はADHDの子供、右はADHDではない子供
つい先日、「瞑想療法」で前頭前野について書いたばかりだったので
少し考えさせられました。
前頭前野は、人の感情や理性を司る高度な脳機能なんですね。
事故や手術などで前頭前野を損傷すると、
本能を抑制できず、欲求のままに行動してしまいます。
有名な症例がありますが・・・・・
知性も品格もあり周囲から尊厳されていた男性が、事故で脳を損傷しました。
治療後の彼はと言うと・・・・・
本能、欲望のままの行動、無礼な振る舞い、感情の起伏が大きく、
相手に配慮することも、予測しての行動も、何もできなくなってしまいました。
前頭前野の働きで考えると
発達障害の子供たちの特性がよーく理解できますね。
栄養療法にも発達障害と診断された子供たちが受診しますが、
本当に発達障害かどうか疑問に思うケースも多いです。
10人中8人は、違いな~って感じ。
お菓子が多くて低血糖症によるパニックとか、単に躾の問題とかで
脳機能の問題ではない子供たちもいますよ。
問題行動だけで判断しようとすると無理があるので
判断基準となる検査方法があるというのは
誤診を防ぐので良いと思いました。
でも大事なのは、診断したその次のこと。
ADHDと診断されたからといって、向精神薬の投与には
断固!反対です。
発達障害は、前頭前野が発達途上の状態なだけで、
損傷しているわけではありません。
前頭前野は、セロトニンやドーパミンがによって機能しますが
ADHDの子供たちの分泌料は少ないです。
でも成長するに従って、脳は少ない神経伝達物質をカバーするように
発達していきますよ。
必要なのは脳にとって本当に必要なのは、愛や安らぎ、栄養素であって
薬ではありませんからね。
息子を育てて実感してます。
みんなで手をつないで始業のあいさつ!
ドーパミン出たかな~
今日のお弁当
ナーベーラー(へちま)の味噌煮に
にんじんしりしりー
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