貧血=鉄不足とは限らない。女性の場合でも。

新垣弘美

2024年07月29日 21:00

昨日は分子栄養学(超)基礎講座、第2回「サプリメントの選び方」に

県内外からご参加いただきありがとうございます。

スタッフから難しすぎないようにと念を押されましたが、伝えたいことが多くて。


質問に「病院の鉄剤で改善しなかったのに新垣のサプリで改善したのはなぜですか」

と言うのがありました。

医薬品鉄剤は非ヘム鉄のキレートタイプだとフェリチンは上昇しますが

ヘモグロビンの改善は遅いのです。

ヘム鉄はヘモグロビンに率先して利用される分子構造なのですよ。

*フェリチン:貯蔵鉄のこと、ヘモグロビン:赤血球中の鉄のこと


他にも原因がありますよ。そもそもその貧血は本当に鉄欠乏ですか?ってこと。

朝ごはん。お味噌汁だと鉄もVitBも取れますよ。
美肌やアンチエイジングにもおすすめ。

天然のヘム鉄でだと鉄過剰リスクは低いです。

ちょうど良い症例がありました。

ヘモグロビンがLマークの貧血のご高齢の女性Aさんです。

他院からずっと鉄剤が処方されましたが、改善せずにどんどん悪化。


AさんのヘモグロビンはLマーク、MCVは90以上、フェリチンは60以上。

鉄欠乏性貧血の診断の基本はMCVが90以下の「小球性」かどうかです。

この場合、90以上なおで鉄欠乏ではなく大球性を疑うべきですね。


で、貧血に関する他の検査項目にも目を通すべきです。

Aさんの赤血球数はLマークでした。貧血の原因は赤血球不足だと言うこと。

赤血球不足の原因は大球性による溶血で「大球性貧血」が最も疑わしい。


さてさて、院長から「鉄剤」の中止がありました。

大球性貧血の改善に「ビタミンB12・葉酸と消化酵素」が案内されました。

で数ヶ月経過しまして、Aさんのヘモグロビンは13以上に見事に改善。

もちろん赤血球数も大幅に改善です。

鉄剤がなくてもフェリチン値は60以上をキープです。

(食事指導もしましたので)


これが分子栄養学的手法ですね。

次回の分子栄養学(超)基礎講座3回目は8月25日(日曜日)です。

3回目は「栄養療法の基本」です。

サプリメントも取る順番とかあるんですよね。

ダイエットやスポーツのパフォーマンス向上にも使える内容です。

お気軽にご参加ください。

大球性貧血の場合はビタミンB12・葉酸

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CBD問合せ TEL:098-897-0112





初心者向け「分子栄養学講座」の2回目は終了しました。

次回3回目は8月25日(日)10:00~11:30

途中からの参加でも大丈夫です。
遠方の方はZOOMでご参加できます。

お申込み
TEL 098-897-0112







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