不妊の原因もあれこれ、意外に多い低栄養の症例

新垣弘美

2024年07月10日 15:34

産休中のエステスタッフに元気なBabyが生まれました。

栄養療法をやっていたので新生児とは思えないほどしっかりした体。

栄養状態が良いと本当に元気いっぱいな「赤ちゃん」です。

*新生児は多血なので鉄が十分にあると皮膚は赤い→赤ちゃん


総勢20名のスタッフ中、現在、産休・育休中が3人、妊娠中が3人です。

新垣は別名「子宝病院」ですね。妊娠率は本当にすごく高い。


コロナ禍は結婚・妊娠が低下し、2023年は過去最低の出生率でした。

沖縄の出生率は39年連続全国1位ですが、それでも沖縄も過去最低です。

*全国平均1.20、沖縄は1.60


さて、2人目がなかなかできないとご相談に来られたAさんですが・・・

お弁当、タンパク質は鶏肉と卵、玄米にはアミノ酸が豊富です。

つまみの冷奴。オクラ・きゅうり・トマト・長ネギを加えるとボリュームアップ

不定愁訴もいっぱいありました。

慢性疲労、食欲不振、胃痛、頭痛、冷え、不眠、不安、動悸、めまいetc


不妊の前に体調不良の改善が先ですよ。

慢性的な体調不良の状態で妊娠したら、妊娠中はもっと体調は悪化します。

「つわり」の原因は栄養不足です。

「悪阻」は栄養失調に糖質過多が重なった状態です。


低栄養も不妊の原因の一つです。

Aさんの血液データは「低栄養状態」でした。

タンパク質もビタミンBも鉄も亜鉛も何もかも低い。


血液データを解析すると「そもそも食べていない」か「胃腸障害などが要因」か

読み取ることができます。

Aさんの場合は、食べていませんね。


食事調査表にはバランスよいメニューが記載されているけれど「食べてない」

問診すると「胃もたれするので少量しか食べない」とありました。やっぱり・・。

しかも朝食抜き。

間食に芋やオートミールを食べていますが、どちらも炭水化物系なので

低タンパクや貧血の改善はできません。


低栄養の判断は「総タンパク質量」や「アルブミン」だけでは行いません。

この項目は脱水や炎症でも上昇するからです。

お食事でしっかりタンパク質を摂っているのか、消化吸収は大丈夫なのか

を確認する時は「尿素窒素」や「γ-GTP」「ALT」も見ます。

10以下の低値だと妊娠しづらくなります。


まずはご自身の栄養状態を改善して、体調を整えましょう。

3ヵ月後の血液検査で「不妊の栄養療法」にするかどうか検討しましょう。

と、食事指導とサプリメント案内の結果、なんと3ヵ月を待たずに妊娠です。


食事を頑張った結果で喜ばしいことですが、体調不良も心配で

急いで妊娠継続に必要なサプリに変更した次第。

母子ともに元気でいますように。

つわりの防止、低栄養改善にビタミンBcomplex

消化不良、胃痛、胃もたれがある場合、タンパク質が取れるように消化酵素


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