効かせるためのテクニック、効かないのではなく効くように使っていない。

新垣弘美

2017年04月12日 00:33

分子栄養学を学んでも、応用できなければもったいないです。

体の細胞の1個1個は栄養でできていて、どの栄養素がどのくらい不足なのかは

人それぞれなんです。


一般的に販売されているサプリメントは内容量が非常に少ないです。

例えば、トクホ取り消しになった高血圧サプリ「ペプチドエース」は

6粒でペプチド5mg含むとありますが、学会で推奨された量は125mgです。

(ペプチドエースは実際には5mg以下だったのでトクホ取り消しになりましたが・・)



朝ヨガのあとのランチは玄米定食


貧血改善で来られた女性のヘモグロビンです。

3ヶ月でヘモグロビン10.2→13.4まで改善しました。


医薬品鉄剤でもこれほど短期間には改善できないと思います。

ヘム鉄だけで改善したのではありません。

造血に必要な他の栄養素も同時に処方したからです。

ほとんどの製品は厚生省推奨量を基準として作らていますが、

厚生省推奨量は、欠乏症にならない最低量です。

病態改善には最低量では効かないんです。

サプリが「効かない」のではなく、「効果が得られるほど使っていない」


分子栄養学のお師匠さんの金子先生が常々おっしゃっているのは

栄養素は「クルードなプレカーサー」の状態で摂取するのが最も効果的だということ。

つまり天然の集合体の状態です。

合成よりも天然、天然の状態でもより自然体であること。

たとえ高容量配合だとしても、不自然だと体内では異物と判断されてしまいます。


サプリの中で、絶対、天然でなければ効果が得られない代表が「ビタミンE」です。

ビタミンEは体内で多くの働きをしますが、もっとも重要なのが生殖に関してです。

ビタミンEは別名「妊娠ビタミン」ですから。

生命に関わる部分は、合成や天然もどき(天然型といいます)ではダメなんですね。

天然型ビタミンEが役に立つのは唯一、酸化防止くらい。

生命は科学で作られない!ということですね。


貧血ひとつ取っても、単純にヘム鉄だけで改善しているわけではありません。

だいたい、「たった1つの栄養素だけが不足している」ってありえません。

ヘム鉄は動物性タンパク質に含まれている栄養素なので、

鉄欠乏性貧血であれば、他に低タンパク、ビタミンB不足、亜鉛不足なども

同時に起こっていると考えます。

何がどれくらい不足しているのか読み取って、

優先順位を考えてサプリメントを選んでいます。



日曜日の楽しみ「題名のない音楽会」

ディズニー音楽シリーズで感動の熱唱がありました。


「美女と野獣」の挿入歌

どのような気持ちがこの歌に込められているのかをじっくり考えたのだそうで、

感情が移入して思わず涙が頬を伝わりながらの熱唱でした。

聴いててその思いがこちらまで伝わってきました。

伝わるってこういうことなんですね。

表面ではなく内面から溢れる思いです。



20年以上も1日青汁1杯だけの食事、不食の森美智代氏の講演会です。

5月14日(日)14:00 ナハテラス

前売り¥2000   当日¥2500

問い合わせ:098-897-0112


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◎ マインドフルネス:4月16日(日)10:00〜11:00 (担当:知念)¥1500

問い合わせ/申し込み 098-897-0112


◎ 分子栄養学基礎理論day講座:4月29日(土)~30日(日) 定員20名

*キャンセルでました。申し込み受け付け中です。

一般:43200円 再受講:32400円 当院栄養解析患者:27000円

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申し込み 098-897-0112

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