遺伝子疾患への栄養療法〜高尿酸値〜
男性Aさんの問診票には「高尿酸値を治したい」とあり、
血液データでも確かに尿酸値はHマークが付いていますが、
食事調査表を見ると夕食後に「プリン体ゼロのビール1缶」のみです。
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以前は酒量が多く、今は控えているのかと思い確認すると
「普通のビールだったら尿酸値はもっと高くなります」
「プリン体ゼロにしてやっとこの数値に落ち着いています」とある。
「家族も尿酸値は高いです。飲酒していなくても高尿酸値です」
もしかして遺伝性?
遺伝子疾患が原因の「家族性高尿酸値血症」があるのです。
朝礼です。みんなで肩揉み。
今日のお弁当。玄米は探して探してやっと無農薬を購入できました。
沖縄は全国1お米の金額が高いそう。主食が買えないのは日本の失策。
このところ納豆チーズ入りヒラヤーチーにはまってます。
ポン酢で食べると本当に美味しい。
遺伝子変異によって「尿酸の産生が過剰」や「尿酸の排泄が低い」が起こり、
尿酸値が上昇しやすい体質になります。
これに飲酒や運動、糖尿病が加わると、あっという間に高尿酸値になり
痛風になります。
実際にAさんも普通のビールやハイボールを数杯飲んだだけで
痛風になり大変だったとありました。
あれこれ試して、プリン体ゼロのビール350ml1缶だけだったら
痛風にはならないのだそうです。
さて、Aさんには多めのビタミンCをご案内しました。
ビタミンCは腎臓に働きかけて、尿酸を尿中に排泄する量を増やします。
結果的に尿酸値は低下します。
また尿酸は体内では抗酸化物質として機能していまして、
抗酸化力の高いビタミンCを補うことで、尿酸そのものの産生を抑制できます。
で、尿酸値は低下します。
どの遺伝子変異による高尿酸値血症だとしても
ビタミンCは尿酸値抑制に働きます。
そうそう、水もしっかりと補充して頂き、尿量を増やすことも
高尿酸値の抑制になります。
遺伝子疾患は遺伝子そのものが原因なので根本治療は難しく、
今後も尿酸値が上がらないように注意する必要があります。
アルコールの解毒は肝臓でビタミンBを使って行われます。
尿酸の産生を抑制するにはビタミンBも必要です。
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閉経期に多い肥満やへパーデン結節などに対する栄養療法とか
中年肥満男性に多い男性ホルモン低下などへの栄養療法とかを
説明しようかと思っています。
問合せ:098-897-0112
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