スポーツの全国大会目前に栄養療法に来たA君の相談は
「プロテインを取っても体重が増えない、筋肉量が増えない」というもの。
プロテインは1日に何回も摂取。間食もプロテインといった感じ。
もっと太れ!体を作れ!と言われてプロテインを追加しているが
プロテインを増やしても増やしても一向に体重は増えないと言います。
血液データは・・・
低タンパク傾向でした。
AST、ALT、γ-GTP、コレステロールなどタンパク質関連数値が
すべて低値でした。
AST、ALTも低いと疲労回復も難しいですね。
「寝ても寝た気がしないほど体は重く、疲れは取れないのでは?」と聞くと
そうだという返事。
うっかり炊飯器の玄米が足りなくて非常用の発芽玄米パック
おやつはあまおう
今朝、我が家の庭に遊びにきていた小鳥
グーグルで調べたらシジュウカラ?
AST、ALT、γ-GTPは肝臓の項目です。
食べた「タンパク質」は胃で消化され、腸で吸収され、肝臓で合成されます。
「γ-GTPが低い」は「肝臓でのタンパク質合成が低い」と理解してください。
AST、ALTはビタミンBをみますが、肝臓で栄養合成にもっとも多く使われるのが
ビタミンBです。
ビタミンBは主に動物性たんぱく質に多く含まれています。
結論からお話ししますと
血液データからA君は胃腸障害による栄養の吸収障害を疑いました。
聞くと「お腹は弱いです」という返事。
プロテインを飲むとお腹がグルグルしてすぐにトイレに行くのだそう。
で、やや軟便。
下痢や軟便の胃腸障害があると栄養の吸収が低下して
低タンパク傾向になります。
下痢・軟便から改善する必要があり、プロテインは中止するように使えました。
プロテインは消化に時間のかかる「タンパク質」ですから
下痢の方にはお勧めしません。
タンパク質は出来るだけ食事から摂るように案内しました。
消化吸収の良いように煮物など軟らかくした調理法を勧めます。
ステーキよりは肉汁、豚カツよりはソーキ汁といった感じで。
食事からタンパク質を摂る利点はいっぱいありますよ。
肉や魚だとビタミンBだけでなく鉄・亜鉛・VitDなども同時に摂取できる点です。
肝臓で栄養を作る時、ビタミンBは大量に使います。
ビタミンBメインにプロバイオテックスを取って頂いて3ヵ月。
プロテインは中止しているのに筋肉量はアップしました。
しかも体脂肪は3%も減少し、引き締まった体になりました。
それよりも何よりも「調子がいい、疲れてもすぐに回復する」と絶好調の様子。
試合直前に開始した栄養療法ですが、サプリの体感はすぐにあったようです。
すると「もうプロテインを飲んでもいいですか?」との質問。
夏に向かって県大会、九州大会、全国体感と試合が続くようで
気持ちはわかりますけどね、血液データは正直でまだ胃腸は虚弱のままなんです。
と言うと「あぁ・・・・」
プロテインはダメですが、アミノ酸系は大丈夫ですよ。
しかも吸収の良いアミノ酸だと素早く骨格筋に作用します。
骨格筋の強化だとBCAA,骨格筋のエネルギーにはグルタミンとかね。
という事で笑顔になったA君でした。
夏の試合結果が楽しみです。
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