GABA入りチョコもサプリも脳には届かない

新垣弘美

2024年09月08日 15:22

GABA(ギャバ)は神経伝達物質の一種です。

不安感を和らげたり、睡眠の質を良くしたり、興奮を抑えたりの働きがあります。

GABA入りのチョコレートが発売されて以来、GABAサプリも出てきましたが

GABAを口からとっても、脳内のGABAが増えることはありません。

脳には届かないからです。すでに研究済みの周知の事実です。


脳内で働くGABAは、脳内で作られて使われます。

脳は生体を動かす重要な司令塔なので、セキュリティーが特別なのです。

この脳にある特別なシステムが「血液脳関門(BBB)」です。

日曜日のルーティン、セリスタセミナーを視聴して、残り野菜でパスタ。
今日はあのハリッサ(調味料)も使ってみました。
かぼちゃサラダも作り置き

血液脳関門では分子構造が大きいもの、許可されているもの以外は通しません。

脳を守るためです。

BBBを通過できるのは最小単位の「材料」で、脳で使うものは脳内で作ります。

GABAが血液脳関門を通過できないことはすでに研究で報告されていますが、

なぜかGABA入りチョコやサプリが「抗不安」や「睡眠の質」で人気です。

気休めと思っていただいた方が無難ですね。


GABAはグルタミン酸(非必須アミノ酸の一種)から作られます。

作るときにビタミンB6を使います。

グルタミン酸とビタミンB6が豊富に含まれる食品は魚や肉などの動物性タンパク質。

GABA入りチョコより味噌汁一杯の方が効果的だと思います。


睡眠そのものを誘導するのはメラトニンです。

不安感や緊張感を和らげるのはセロトニンの方がメインです。

セロトニン、メラトニンはトリプトファン(必須アミノ酸の一種)から作られ、

ナイアシンやビタミンB6、葉酸などを使います。

これも魚や肉などの動物性タンパク質に豊富です。

沖縄のカチューユー、チムシンジ、ソーキ汁、魚汁は素晴らしいメニューです。


逆にセロトニン、メラトニンの分泌を阻害するのが砂糖です。

砂糖は興奮系神経伝達物質ドーパミンを分泌し覚醒を誘導するだけでなく、

高血糖を維持して睡眠に入るのを邪魔します(睡眠中は血糖が下がる)

寝る前の菓子、甘い飲料などは睡眠の質を妨げます。

不安・不眠・ストレスにビタミンB complexは必須です。

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次回は9月29日(日)10:00~11:30 

次回は様々なサプリメントについて原材料、吸収や作用など、選ぶ際の注意点など
実際に役立つ内容を中心にお話しします。

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