やって良かったアートメイク

当院でアートメイクを導入したのは15年前です。

眼瞼下垂の手術で、皮膚の切除で眉が切れて短くなってしまうので、

外部からアートメイク施術者に来ていただき、眉をきれいに修正して大好評。


ところが2005年に突然、法律が出来まして・・・・

「アートメイクは医療行為」と厚生労働省が認定してしまいました。

医師か看護師か、医療の国家資格保持者しか施術できないことになりました。

エステティシャンへの委託を中止しました。


が、やはり患者様の要望は多いので、まず医師がアートメイクの資格を取りました。

が・・・資格を取ってもね・・・センスがいまいちと言うか、へたっぴで・・（汗）

そもそも眉の手入れに興味がないと、知識だけで眉を描いても美しくない。

「ザ！眉！！」ってイモトの眉のようで無理！患者様には提供できません。


どうしたものか・・・・と考えて、ナースに技術を習得してもらいました。

大正解です！

やはり女性ですね。きめ細かく丁寧に美しい眉に仕上げてくれます。

アートメイク技術者が増えていくと、今度はアートメイク資格のあるナースが

応募してきて人材が増えていきました。

以前の技法とは異なる最先端技術を学んだナースによって

マイクロブレーディングとかグラデーションとか

1本1本の眉毛にふんわりメイクしたような仕上がりに進化してきました。


私のアートメイク初回は15年前。上手なエステティシャンにして頂きました。

2回目は7年前。ナーススタッフ導入時のトレーニングのモデルとして。

3回目は今日です。

実はマイクロブレーディングとグラデーションの組み合わせは初体験。

大満足です。

1ヵ月後にリタッチして定着させます。楽しみです。


それにしても日本の法律は不思議です。

アートメイクは浅い層への色素定着なので、永久ではなく3～5年の効果。

刺青は皮膚の深い層に色素を入れて効果は永久に続きます。

アートメイクよりもリスクが高いのは刺青ですが、医療行為ではありません。

2020年、刺青の彫り師が最高裁で無罪判決を受けましたからね。

もやもやする法律ですが、医療行為である限り、看護師メインの施術です。


普段はノーメイクの私ですが、眉だけは別。

白髪交じりの薄い眉は貧相で老けて見えるので、眉だけは描いてます。

明日からは、朝起きた時から眉がくっきりあるので、それだけでHappyです。

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