窮地に追い込まれた時に知る、人間性・・・・

新垣弘美

2022年12月31日 01:30

カリスマバンカーと言われた三井住友銀行頭取の故西川さんの書籍に

「苦しい局面になればなるほど、その人の本当の性格、人間性が出る」

「クレーム対応の時こそ、その社風がわかる」とあります。

コロナ禍という未曾有の世界的パンデミックの中で、それが垣間見えました。


感染者が出ても秘匿し、社員に検査も行わず、隔離もせず、クラスターに発展。

社長のコメントが「発注があったし」「感染者が出たら仕事がなくなる」でした。

当時は感染者に対して風当たりも強く、村八分的な周囲の過剰反応も問題でしたが

コロナ肺炎重症化で死亡率も高い頃でしたから、やはり身勝手で無責任としか言えない。

29日は大掃除でした。美化・環境係スタッフが指示して手際よく終了。

玄米弁当屋さんもお休みなので、仕事納めの日は年に1度の
事務長公認のモスバーガーランチ

女子会は賑やかです。
コロナ陽性でホテル療養中に、仕事が心配と抜け出して出社した会社経営者や

コロナ感染したかもと自覚がありながら、自宅に残したペットが心配だからと

夜行バスで帰宅した若い女性の報道もありました。


自分が感染しないために、感染者に対しては非難や隔離を要求するのに、

実際に自分が感染、あるいは濃厚接触者になると、言ってることとやってることが

真逆な人もいます。


発熱しても黙って出勤を続ける、発熱してもコロナ感染かどうかの検査すら受けない。

仕事を休みたくない、もし陽性だったら子供も学校へ行けないから検査を受けない。

保育園や学童にも預けられなくなると困るから・・・といった自己中心的な考え方です。


治療や手術の際に、抗原検査で陰性を確認してから行うと案内したところ

では手術を受けない、他院に行くと答えた受診者もいると報道がありました。

黙っていることで感染者が増えること、万が一、感染させた人が重症化することも

シュミレーションできないのでしょうね。

本当に窮地に追い込まれた時こそ、その人本来の人間性を知ることができるのだなと

つくづく思います。


デルタ株時の院内クラスター、私自身の重症化は貴重な体験と反省でした。

「患者に絶対感染させない、クラスターにしない」は徹底して取り組みました。


オミクロンになってからもスタッフの感染はあります。

家族感染で濃厚接触者になるスタッフも多いです。

ですが、院内クラスターも患者への感染もゼロです。


感染防止の対策、スタッフ家族や患者への徹底した抗原検査の実施。

スタッフが安心して休める環境、陰性を確認してから勤務する仕組みなどを

徹底して行った結果です。

各リーダーの判断力・行動力のおかげ、スタッフ全員の理解と協力のおかげですね。


何末年始の休診案内

12月29日(木)〜1月5日(木)まで休診です。

1月6日(金)から診療開始いたします。

多くの方から激励のお言葉やご支援をいただき、感謝申し上げます。

来年も皆様の健康と幸せに貢献できるよう努めてまいります。

m(_ _)m



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