少食・粗食・断食を不妊治療の方におすすめしたい理由
昨日の分子栄養学応用講座は「不妊症」について行いました。
一般的に不妊症といっても多岐にわたり奥が深いです。
妊娠自体が困難を「不妊症」
妊娠はするけれど継続が困難を「不育症」とわけています。
難しいのは「不妊症」のほうです。
着床自体が難しのか?排卵ができないのか?
排卵も、卵巣が問題なのか?脳からの命令が出ていないのか?
脳からの命令も、脳の機能自体なのか、体内環境の問題か?
着床も同じです。子宮内の問題なのか?卵子そのものの問題なのか?
原因によって使う栄養素も異なります。
残り物でお弁当
玄米・梅干し・ごーやーちゃんぷる・すき焼き残り・卵・トマト
ほとんどの場合は、血液検査を解析すればだいたいの原因はつかめます。
たとえば排卵障害に多嚢胞性卵巣症候群・高プロラクチン・肥満・糖尿病がありますが、
そのすべての背景に「高インスリン」の耐糖能異常があります。
耐糖能異常がバックボーンにあれば、そこを改善すれば大抵うまくいくます。
最近は、糖質制限をしても高インスリン血症が改善できない
レアケースもありますが、腸管免疫4Rでクリアできます。
これらのレアケースは若い頃の糖質過剰摂取が原因ですね。
砂糖の影響は後々まで大きく響くので、子供の頃からの食生活は本当に大事です。
卵子の劣化を防ぐための「抗酸化アプローチ」も産婦人科で積極的に導入され
グルタチオンや水素などが使われていますが
劣化(老化)を促進させてしまうのも糖質です。
着床できない原因に卵子のエネルギー不足もあり(細胞分裂ができない)
ミトコンドリア療法も最近は注目されていますが、これも同じです。
不妊症の方に断食療法をご案内することもあります。
断食すると細胞活性が高まり、卵子の若返りやミトコンドリア活性が改善されます。
不妊治療中のAさんは、栄養療法+糖質制限→断食療法を行いました。
血液検査はびっくりするほど改善しました。
中性脂肪が492→176→76と激減
HDL(善玉コレステロール)は、40→51→66と上昇
コレステロールは素晴らしいことにほとんど変化なし
(減ったら困ります。女性ホルモンの材料なので)
表には写っていませんがタンパク質は断食しても減少はなく逆に7.0→7.2と増加。
(自己流の断食だとタンパク質量が低下します)
肝心の体重ですが、断食終了後も減少して、現在−7kgでキープOK(拍手)
ちゃんとした医学的理論の断食だと良い結果が得られます。
20年以上も1日青汁1杯だけの食事、不食の森美智代氏の講演会です。
森さんは医学界でも研究対象で取り上げられた方です。
5月14日(日)14:00 ナハテラス
前売り¥2000 当日¥2500
問い合わせ:098−879−0112
◎ 断食療法実践講座(初心者講座受講済み対象): 3月7日(火)
◎ マインドフルネス瞑想:2月5日(日)・・(終了)
2月19日(日)10:00~11:00 ¥1500 (残席わずか)
◎ ヨーガ療法講座:2月26日(日)10:00~11:00 ¥1500
◎ 分子栄養学講座:4月より1dayセミナーとして開講します。(後日詳細)
◎ 栄養療法のスタッフ募集中です
問い合わせ 098-879-0112
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