少食・粗食・断食を不妊治療の方におすすめしたい理由

新垣弘美

2017年02月16日 11:25

昨日の分子栄養学応用講座は「不妊症」について行いました。

一般的に不妊症といっても多岐にわたり奥が深いです。

妊娠自体が困難を「不妊症」

妊娠はするけれど継続が困難を「不育症」とわけています。

難しいのは「不妊症」のほうです。


着床自体が難しのか?排卵ができないのか?

排卵も、卵巣が問題なのか?脳からの命令が出ていないのか?

脳からの命令も、脳の機能自体なのか、体内環境の問題か?

着床も同じです。子宮内の問題なのか?卵子そのものの問題なのか?

原因によって使う栄養素も異なります。


残り物でお弁当

玄米・梅干し・ごーやーちゃんぷる・すき焼き残り・卵・トマト

ほとんどの場合は、血液検査を解析すればだいたいの原因はつかめます。

たとえば排卵障害に多嚢胞性卵巣症候群・高プロラクチン・肥満・糖尿病がありますが、

そのすべての背景に「高インスリン」の耐糖能異常があります。

耐糖能異常がバックボーンにあれば、そこを改善すれば大抵うまくいくます。


最近は、糖質制限をしても高インスリン血症が改善できない

レアケースもありますが、腸管免疫4Rでクリアできます。

これらのレアケースは若い頃の糖質過剰摂取が原因ですね。

砂糖の影響は後々まで大きく響くので、子供の頃からの食生活は本当に大事です。


卵子の劣化を防ぐための「抗酸化アプローチ」も産婦人科で積極的に導入され

グルタチオンや水素などが使われていますが

劣化(老化)を促進させてしまうのも糖質です。

着床できない原因に卵子のエネルギー不足もあり(細胞分裂ができない)

ミトコンドリア療法も最近は注目されていますが、これも同じです。


不妊症の方に断食療法をご案内することもあります。

断食すると細胞活性が高まり、卵子の若返りやミトコンドリア活性が改善されます。

不妊治療中のAさんは、栄養療法+糖質制限→断食療法を行いました。

血液検査はびっくりするほど改善しました。


中性脂肪が492→176→76と激減

HDL(善玉コレステロール)は、40→51→66と上昇

コレステロールは素晴らしいことにほとんど変化なし

(減ったら困ります。女性ホルモンの材料なので)

表には写っていませんがタンパク質は断食しても減少はなく逆に7.0→7.2と増加。

(自己流の断食だとタンパク質量が低下します)

肝心の体重ですが、断食終了後も減少して、現在−7kgでキープOK(拍手)

ちゃんとした医学的理論の断食だと良い結果が得られます。



20年以上も1日青汁1杯だけの食事、不食の森美智代氏の講演会です。

森さんは医学界でも研究対象で取り上げられた方です。

5月14日(日)14:00 ナハテラス

前売り¥2000   当日¥2500

問い合わせ:098−879−0112


◎ 断食療法実践講座(初心者講座受講済み対象): 3月7日(火) 

◎ マインドフルネス瞑想:2月5日(日)・・(終了)

           2月19日(日)10:00~11:00 ¥1500 (残席わずか)

◎ ヨーガ療法講座:2月26日(日)10:00~11:00 ¥1500

◎ 分子栄養学講座:4月より1dayセミナーとして開講します。(後日詳細)

◎ 栄養療法のスタッフ募集中です

問い合わせ 098-879-0112





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