ネット情報より医師の情報を。豆乳の乳がんリスクを聞かれて。
大豆から豆乳を作る豆乳メーカーを購入して、毎日、濃厚な豆乳を取っていたら
受診した病院の看護師からやめるように注意されたと栄養解析のA子さん。
驚いて「なぜですか?」と聞き返すと
「豆乳の取りすぎで乳がんになる」「男性も乳がんになる」と注意されたのだそう。
で、ご主人は豆乳の摂取をやめたのだそうです(呆然)
全くもって意味がわかりません。
医師が言ったのならなんて不勉強な!と一喝するところですが、
看護師と聞いて、ネットか何かの間違った情報を良かれと思って伝えたのかも(困惑)
「男性も乳がんになる」は当たってますが。
お弁当は大豆の五目煮 豆乳も毎日取っています。
翔んで埼玉(TV)を見ようとチャイを作ってスタンバイしたら、
ローカルすぎる内容に笑いどころを逸して寝落ちしてしまいました。
男性にも乳首があり乳腺もありますので。
発症頻度は1000人に1人(0.1%)、60〜70代に発症しやすいです。
原因は、家族の遺伝性が多く、飲酒や肥満などのリスク因子もあります。
イソフラボンのせいではありませんから。
イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」に分子構造が似ているので
植物性エストロゲンなどと言われることもありますが、
エストロゲンと同様の働きをするわけではありません。
エストロゲンは乳がんの癌細胞分裂にスイッチをONにしますが
イソフラボンはまったく作用しません。
逆に、癌細胞の受容体にエストロゲンの代わりに結合することで
癌細胞分裂を抑制することができます。
男性こそ、家族に乳がん遺伝子がいれば大豆製品の摂取でリスク低下できるし
高齢男性に多い前立腺肥大の抑制にもなります。
男性もご心配なく豆乳メーカーの豆乳をお取りください。
女性も乳がんリスク低減だけでなく、更年期障害の抑制も期待できるので
大豆製品は取って欲しいと思います。
大豆に含まれるイソフラボンの一種が、腸内細菌によってエクオールに変わります。
エクオールが多い人ほど更年期障害が軽いことが報告されています。
同じ大豆製品でも特に「納豆」をお勧めしたいですね。
納豆には他の大豆製品には含まれていない成分が2つあります。
ナットウキナーゼとビタミンKです。
ナットウキナーゼは血栓を融解する成分として世界で認められています。
海外でも「納豆」はスーパーフードとして人気です。北欧でも売ってましたし。
動脈硬化リスクがある人はぜひ毎日、食べて欲しいですね。
ビタミンKは骨粗鬆症予防に必須の成分です。
ビタミンKにも種類があって、人の体内で実際に骨に作用するのはビタミンK2です。
納豆のビタミンKは納豆菌の働きですでにK2になっているので効果を発揮しやすい。
大豆はタンパク質も豊富、イソフラボンやナットウキナーゼ、ビタミンKも豊富。
なんて素晴らしい食材だろうと思いますよ。
動脈硬化予防に
骨折や骨粗鬆症に。ビタミンK2が含まれれいます。¥7560(税込)
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