今夜はうんちく・・・分子栄養学もサプリメント次第なので
医師向け分子栄養学セミナーで金子雅俊先生の講義を受けてきました。
金子先生はライナス・ポーリング博士の研究所で直接、博士から指導を受け
帰国して日本に分子栄養学を広めました。
血液解析法を確立したのは金子先生です。
先生が憂いていたのは、日本の分子栄養学が本来の方向性と幾分ずれてきたこと。
そうかもしれません。
金子先生は欲がない方だと思います。
サプリメントのレシピでわかります。
先生の作ったビタミンB1粒と、どこぞの会社のBひと袋分が同量でしたからね。
血液解析法をしっかり学べた内容でした。
豪華すぎるお弁当で・・・・・(汗)
金子先生の口癖は「栄養素はクルードなプレカーサーでなければならない」
クルードは「天然の、自然のままの」、プレカーサーは「前駆体」
つまり「口から入れる栄養素は自然に近い状態にしなさい、後は体に任せなさい」
体は必要な栄養素を必要なところに必要量を使います。
金子先生の設計したサプリだと違いがよくわかります。
たとえば、貧血の改善ひとつとっても
ヘム鉄だけでいいのか、ビタミンBも必要か、それともビタミンAなのか。
医薬品の鉄剤で貧血治療を行った方の血液検査は見たらすぐにわかります。
低栄養なのに貯蔵鉄フェリチンだけがぴょんと高くなって
不自然な血液検査になるからです。
ビタミンEは本当に違いがよくわかる栄養素ですね。
ビタミンEだけは天然でなければ絶対、ダメなんです。
別名、妊娠ビタミンと言うのは性ホルモンの合成に関わっているからですが
生命を生み出す力は「天然」にしかありません。
ビタミンEもαトコフェロールなど全部で8種類ありますが
それがすべて、しかも微妙な割合で揃っていないと効果は発揮できません。
「天然型」ではダメなんです。
*保険処方できるビタミンEは天然型です。市販も天然型が多いです。
サプリメントにこだわる理由です。
どれだけ分子栄養学を学んで理論を知っていても
使うサプリメント次第で結果は異なるということです。
羽田空港のラウンジで。私も腸管免疫4R実践中。エンデフェン+乳酸菌
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