メディカルエステあらかき－美の処方箋ー

牛脂やラードなどの飽和脂肪酸は加熱で溶けますが常温では固体です。

人の体温では固まりやすく血液はドロドロしてしまいます。


高コレステロールの場合、動物性飽和脂肪酸を控えることで

動脈硬化リスクを防ぐことはできますが

コレステロールそのものを低下させることはできません。


「コレステロールそのものを低下させる」ことと

「高コレステロールの動脈硬化リスクを低下させる」ことを

ごっちゃにしている人がいますので、整理整頓しましょうか。


コレステロールを多く含む食品として有名なのが鶏卵や魚卵です。

では鶏卵や魚卵を食べなければコレステロールは下がるのか？といえば

いいえ、改善は難しいです。

コレステロールを含む食品の食べ過ぎが原因ではないからです。

原因は「体内合成が多く」「体内利用は少ない」から。


体内に備わる高コレステロール対策は、便での体外排出です。

大腸で食物繊維によってコレステロールは絡め取られて排出されます。

なので、コレステロールを下げたい時は「食物繊維」を摂ることですね。



食物繊維は根菜類や海藻類、キノコ類に多く含まれています。

沖縄のソーキ汁や中味汁は理想的な食材の組み合わせと言えます。

ソーキ汁には、ソーキ（スペアリブ）に大根と昆布、

中味汁には、中味（モツ）に椎茸と蒟蒻ですからね。

高コレステロールの人も安心して食べられるメニューです。


同じ動物性でも魚の脂はサラサラ流れます。EPAやDHAのことです。

魚油は血栓も流してくれるので動脈硬化を防ぐことができます。

魚油は酸化しやすく調理用油には不向きですから、食べて摂取します。

動脈硬化を防ぎたいなら魚油や納豆を勧めます。



沖縄は魚の消費量は全国最下位です。

じゃ、豚肉の消費量は？というと、これも全国上位というわけではない。

豚肉の消費量は全国20位です。（１位は鹿児島）

豆腐チャンプルがあるのに、豆腐の消費量も19位です。（１位は静岡）

シーチキン缶、ポーク缶消費量はダントツで全国１位ですが、ほめられません。