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2021年12月07日

分子栄養学を学ぶなら知ってほしい金子博士のこと

1年前、院長は突然、糖尿病性脳神経麻痺で頭痛と複視で倒れてしまいました。

とても仕事ができる状態ではないので5ヶ月ほど療養生活を送りましたが

せっかくなので?海外のジャーナルにチャレンジしたところ・・・

なんと論文が通ってしまいました。

しかも形成外科でも美容外科でもなく「分子栄養学」で。


国内で広く行われている分子栄養学の「血液データ解析法」の創始者は

金子雅俊博士です。

今、多くの医師がこの血液解析法を使って分子栄養学を行なっていますが

その代表的な医師は皆、金子先生から指導を受けていました。

金子氏は医師ではなかったのであまり表にはお出になりませんでした。

分子栄養学を学ぶなら知ってほしい金子博士のこと
せっかく海外専門誌に掲載されたので日本オーソモレキュラー学会へも投稿。


金子氏の素晴らしいところはサプリメントの作り方です。

営利目的などまったくなく、ひたすら病態改善を追求してサプリを作りました。

金子先生の口癖が「サプリメントはクルードのプレカーサーでなければならない」

クルードとは「天然の、自然の」、プレカーサーは「前駆体」という意味。

合成で、自然体でなく、ピュアすぎる栄養素は、体の中では異物として作用です。


それから「至適量」

病態改善に必要な量は個体差があるのだと言うこと。

厚生省の基準値量は健康維持の量であって、病態改善の量ではないこと。


高濃度ビタミンCはそうですね。癌や糖尿病、感染症などに有効です。

経口摂取は難しい大量を点滴で入れていきます。

高濃度ビタミンC点滴を日本に最初に持って来たのも金子博士ですので、念の為。


ピロリ菌発見のノーベル賞受賞者マーシャル博士の研究に協力したのも金子博士です。

ピロリ菌の除菌法の確立にも寄与しています。


サプリの原料から設計まで非常にこだわり妥協しない方でもありました。

ヘム鉄などは究極と言ってもいい。

そもそも私たちが金子先生に行き着いたのが「鉄剤」探しからです。

ヘアクリニックをオープンして頭髪治療を始めたら

全頭型や全身型の難治性の円形脱毛症の背景に「貧血」があって

医薬品の鉄剤を使ったら副作用の胃痛で栄養障害になって本末転倒。


副作用のない天然のヘム鉄を求めて海外のサプリを探していたら

なんと日本にあった!と言う具合で金子博士に出会いました。

勉強すればするほど奥が深い。

学んでも学んでもまだまだ先は遥か先。


それでもここまで頑張ってこれたのは実感があるからです。

栄養を使って発達障害の息子が医師になり、

糖尿病末期の主人もなんとか合併症を発する事なく医師を続け

(・・と言っても昨年から今年は合併症発症しましたが)

癌患者や不妊症、うつ、自己免疫疾患などの多くの患者様の改善を

目の当たりにしたからです。


2年前、金子先生に「私のところでお勉強なさい」とおしゃって頂き、

亡くなるまでのわずかの間、先生のご講義を拝聴できる機会を得ました。

先生のご意志をしっかり受け継ぎ、多くの人の助けとなるよう

分子栄養学を伝えていきたいと思います。

コロナ肺炎でICUから生還した時に、自分の進むべき道を確信しました。


病態改善はもちろんですが

予防・未病、病気にならない健康で幸せな人生を送るためにも

分子栄養学を役立てていきたいと思います。

分子栄養学を学ぶなら知ってほしい金子博士のこと
寝る前にお弁当のメニューを作って、朝はヨガができるようにしました。
栄養療法の基本は食事なので。
昨夜のカレー、今朝のお弁当に。






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Posted by 新垣弘美 at 23:02Comments(0) 分子栄養学
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