食事だけでは栄養素を補えない現実
分子栄養学基礎講座の最後講座が無事終わりました。
タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、どれをとってもすべて重要で
血液検査からどう読み取るか、基本テクニックを知ってるだけでも
人間ドックの結果の見方が変わるはずです。
たとえ異常なしのA判定でも
多くの疾患が隠れているから安心してはいけないし、
メタボ健診だけでは癌は見落としてしまうことも理解できたと思います。
血液検査の基準値は、病院や検査会社で異なるので
同じ数値でも
A病院では基準値内でOKで、人間ドックでは指導ってこともあります。
性別、年齢別、閉経しているかどうかなどが考慮されていないことが多いです。
講座終了後の懇親会では
糖質制限&グルテンフリーのケーキをお取り寄せしました。
糖尿病の方でも食べていただけるケーキです。
沖縄は晴天です。
ヘアクリニックスタッフとのランチミーティング
昨日は「ビタミンB」について説明しましたが
どんな疾患でも必ず基本的にご案内する栄養素ですね。
風邪でも肝炎でも糖尿病でも
癌でも不妊症でもうつや不眠症でも必須栄養素です。
基本は、ビタミンB全部8種類揃っているサプリメントです。
名前がちょっとややこしいので、ビタミンBの仲間と思われていない名前もありますので
注意してください。
B1・B2・ナイアシン(B3)・パンテトン酸(B5)・B6・ビオチン・葉酸・B12
全部が揃って相互に働きます。
ビタミンB全種類を食事で取ろうと思うとちょっと難しい。
バランスよく食べなきゃダメですとしか言えません。
玄米菜食だとビタミンB12不足になってしまうし
糖質が多すぎるとビタミンB1不足になってしまいます。
下痢や便秘で腸管免疫が弱いと、ほとんど全てのビタミンBが不足するし
胃酸抑制剤とか抗生剤とか服用していると
食事だけでは無理ですね。
加工品、レトルト、養殖、野菜工場・・・人の手が加わった食料品では
食事だけで栄養素をカバーするのは困難になってきました。
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