結局は栄養次第の治療結果!?

新垣弘美

2015年04月09日 10:53

今回の形成外科学会は京大が主管であることと、

山中教授のiPS細胞再生医療が注目されていることから

発表も再生医療オンパレードです。


その中で「形成外科も栄養の基本を知るべし!」という

ランチョンセミナーがありました。

ご自分の健康の事で、全くの趣味?から始まった「抗加齢学会」での勉強が

実は形成外科の治療にも多いに役立つことを知り、

熱弁を振るった埼玉医科大学教授、市岡先生です。


術後の回復にどれだけのエネルギーが必要で

炎症した部位が元に戻るための各組織の栄養素を

詳しく説明してくださいました。


本当にその通りで

どれだけ完璧な手術をしても

患者自身の免疫力の程度が術後の回復に大きく影響します。

感染症を起こすか起こさないかは、

手術時の衛生面だけで防げるものではないんですね。


ぎりぎり間に合った京都の桜


水面に映った桜と空

一般的な術前血液検査は、感染症有無の確認程度ですが

新垣では貧血の程度までチェックして、手術までに貧血を改善させます。

これに低タンパク、特にアルブミンが低いと予後は悪くなりますね。


手術だけでなく、若返りを目的としたレーザーや光治療でも

どんなに繊維芽細胞を刺激して細胞分裂を促しても

肝心の皮膚細胞の材料が不足した栄養状態では

最高の治療効果は得られません。


ニキビひとつとってもそうですね。

免疫力が低下した状態では、抗菌剤を使おうと、ピーリング剤を使おうと

根治治療は難しいし、逆に悪化することもありますからね。


すべての診療科の基本治療に「栄養療法」を加えたら

もっと治療効果は上がるし、投薬量も減るだろうにと

思いました。


完全オーガニック、玄米菜食のディナー

お野菜のテリーヌ


テンペのメインディッシュ

ナッツで作ったチーズ



デザートのアイスも穀物です


分子栄養学にハマってレストランをオープンしてしまった

鈴木先生のお店でした。

本当に素晴らしいメニューで感動しました!!



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